Diary04
働きながら、新幹線に乗りながら
四年制大学 既卒/外国文学
エントリーシート提出
2024年3月12日(火)
私は多くの受験者と違い、遠方で働きながらの就活となったので、エントリーシートや面接の準備にかけられる時間も相対的に少なかったと思います。
とにかく意識したのは、「自信をもって話せることだけを書く。」ということでした。周りが就活に有利というような要素が自分にあったとしても、熱量がないことは書かず、自分が一生懸命取り組んだこと、熱量をもって話せることを書きました。TOEICの点数は書かず、大好きなお笑いや、自分が勤務しているメーカーでの業務や、友人達とエンタメについて話し合っていることを書きました。面接を振り返ってみても、この判断は凄くよかったなと思います。
適性検査・知能テスト(Web実施)
2024年3月19日(火)~28日(木)
Webテスト自体が2年ぶりくらいだったので、知能テストはかなり不安でした。「5周解いて、完璧にするぞ」という意気込みで分厚い問題集を1冊購入しましたが、Webテストにかけられる時間も少なかったので、苦手箇所だけを勉強しました。ここで落ちたらあっけなさ過ぎて逆に清々しいと思って取り組みました。
一次面接
2024年4月18日(木)
Webでの面接でした。前日、会社の取引先との会食で遅くまで飲んでいたので、面接の準備があまりできず、すごく不安でした。しかし、いざ始まってみると面接官の方2名がとてもフレンドリーで、会話のような形で面接が進んでいきました。「普段本はどのくらい読みますか?」「お笑いはどうして好きなんですか」といった質問をされました。審査されているという感じはまったくなかったです。勤めている会社が本やエンタメと無関係な業界なので、「エンタメの話ができる!」という喜びがすべてに勝っていました。
二次面接
2024年4月24日(水)
一次はWeb面接だったので、会社にフレックスを申請すれば面接できたのですが、ここからは対面での面接だったため、会社を休む必要がでてきました。午前休で面接を受けて、新幹線で戻って午後から働く予定だったので、面接時間を早めていただきました。こちらの都合だったにもかかわらず、本当に丁寧に対応してくださりました。
まだ会場も出来上がっていない中、市ヶ谷のビルに一人到着しました。人事部の方が優しく案内してくださり、そこでかなりリラックスできました。面接自体は、和やかなムードでした。お笑いと本について私が考えていることや、私がお笑いの舞台に立っていることについて、『成瀬は天下を取りにいく』がいかに面白いかを、意気揚々と語らせてくれました。
三次面接
2024年5月8日(水)
二次と同様、午前休を取り、面接時間もかなり早めてもらいました。この面接では自分が勤めている会社の業務内容について、詳しく質問されました。
業界が出版業界と全く違うので、とにかく「わかりやすさ」に重点をおいた説明をしました。お客様にビジネスモデルを説明する機会も多かったので、そこでの説明をそのまましました。「何が役に立つかわからないものだな」と思いました。仕事におけるやりがいや大変だったことについても聞かれました。当時、リアルタイムで業務に困っていたので非常に熱量をもって喋れたと思います。
正直、一次、二次に比べると、全体的な手ごたえがありませんでした。ただ、「答えにくいかもしれませんが」という導入で始まった質問に対して、自分でも納得のいく受け答えができたので、そこだけは自信をもって午後の勤務に向かいました。
最終面接
2024年5月13日(月)
2年前、新卒で新潮社を受けた時に不合格となったのが、この最終面接でした。飯田橋のまねきねこでCreepy Nutsを歌いながら合格の電話を待っていたのですが、最後まで鳴らず、ソファにうずくまったのを覚えています。
本館の中に入り、控室に通され、初めて他の受験者を目にしました(それまではWeb面接か、早い時間での面接だったので)。他の受験者達をみて、自分ひとりが緊張しているわけではないと思えて、逆にリラックスできました。
面接では、一次から三次を混ぜたような質問内容+出版業界、志望業務に対する思いを聞かれました。面接が終わるとすぐに移動し、午後からの業務に励みました。
夕方に合格の電話が来て、喜びも束の間、業務でトラブルが発生し、その対応に追われました。まねきねこの時の自分とは、状況がなにもかも変わっていました。
先輩が育休に入って人手が足りなくなるので、会社に報告するのは育休が終わってからにしようと思いました。
オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム。4度目の抽選でなんとか当選したプラチナチケット! 本当に行けてよかった!
三次面接の数日前に行った音楽フェス。Vaundyが『怪獣の花唄』を歌い出した瞬間、前の席で疲れて寝ていた小学生くらいの女の子が、急に踊り出しました。その様子がとても印象に残っています。
ESを書く際にも、面接の際にも、この本を読み返していました。