K・Aさん
2023年入社。
週刊新潮編集部を経て、2024年よりプロモーション部。
K・Aさん
2023年入社。
週刊新潮編集部を経て、2024年よりプロモーション部。
一次面接から役員面接まで、毎回何かしら褒めてくれたことを今でも覚えています。褒められて伸びるタイプな私としては、ここはとても居心地のいい場所だなと(笑)
(職業病なのか)社内には至る所に「褒め」が溢れていて、どんなに小さなことでも、すれ違うほんの数秒の間でも「いいね!」と声を掛けてくれる人がたくさんいます。ちなみに、若手だけが褒められる……なんてことはなく、ベテラン社員の方も褒められて照れくさそうにしている場面をよく目撃します(笑)
「年に1冊しか本を読まない人もいる」と言われる時代である一方、市場では年間約7万冊もの新刊が生まれています。良い本は数多くあっても、多くが十分に知られず埋もれてしまうのが現実。世に送り出すだけではなかなか読者に届きにくい……この状況に新たな突破口を生み出すことが、私たちプロモーション部の仕事です。
プロモーション部は、宣伝デザイン室・媒体管理室・プロモーション戦略室という三つのチームで構成。このうち、私はプロモーション戦略室にて、テレビ・新聞等のパブリシティの獲得のために各メディアへの売り込みを行ったり、新たな販促企画の立案をしたりしています。
仕事の一例を紹介すると、2025年は『マイブック』(中に日付と曜日だけしか書かれていない日記本)を担当しました。本書はSNSを中心に大きな話題となり、営業部への注文が殺到。ブームの火付け役が「日記界隈」だということを会議で発見し、すぐさま時事性を絡めたプレスリリースを作成しました。各メディアへの配信直後、それまで皆無だったメディアでの紹介件数がなんと10件以上に急増!テレビからの紹介申し込みも相次ぎ、21年ぶりの12万部突破&上半期ベストセラーランキングランクインも果たしました。
本と読者が出会う瞬間を少しでも多く生み出すこと。常に最良な形を考え、社内全体が連携し、日々奔走しています。
サイン本作成のお手伝いをすることも!
俵万智さんの新書『生きる言葉』のプロモーションを担当したことです。
ゲラを拝読し、「一人でも多くの人がこの本を手に取れば、世界はもっと優しくなれる」と思い背筋が伸びたことは言うまでもありません(今も重版がかかるたびにそのチャンスをもらえるような気持ちになります)。
子育てに、SNSとの向き合い方……様々な切り口で各メディアに声をかけまくり、そして俵さんにも数え切れないほどご稼働いただき、テレビを始め70以上の媒体(2025年9月現在)でご紹介いただきました。10万部突破後、俵さんと喜びを分かち合えた瞬間は、今でも忘れられない大切な思い出です。
学生時代から今に至るまで、陸上競技を続けています。プロモーション部はフレックスタイム制の部署なので、時には早めに仕事を切り上げて夕方から練習をすることも……。ちなみに練習中に仕事のアイデアは何も思いつきません(笑)
一番お気に入りの陸上競技場です!
怪我で入院中、友人が差し入れてくれた1冊です。不安や退屈に押しつぶされそうだった日々に生まれた、心から没頭できる時間。このひとときにどれだけ救われたことか。「誰かの涙を拭える本作りに携わりたい」という初心を、開くたびにいつだって思い出させてくれます。
『極主夫道』(おおのこうすけ)
元々は学校の先生を目指していたのですが、大学3年生の大晦日に一年を振り返っていたとき、出版社で働いてみたいという思いが突如湧き上がりました。そこから勢い任せに就職活動を始めたのですが、エントリーシートの書き方も分からず、心が折れそうに……。そんなとき、友達がくれた言葉に背中を押されました。最後にお伝えさせてください。
「チャンスの女神には前髪しかない」—— 一歩踏み出してみること、歩き続けること。そこにきっと大きな価値があると思います。皆さんとお会いできる日を、心から楽しみにしています!