人を

PEOPLE SHINCHOSHA

くらげバンチ編集部
M・Hさん

Profile

2017年入社。
週刊新潮編集部、バンチ編集部を経て2021年よりくらげバンチ編集部

入社後一番の思い出

 2020年7月、自分で初めて手がけた作品のコミックが刊行されました。全てが初めての作業で、ない頭を振り絞って出来上がったキャッチコピー、見落としが心配な書体統一やページの差し替え漏れなど、校了するまで、気が気ではありませんでした。校了したら修正などは出来ないので、ひと段落かと思いきや、以降も全く気が抜けません。というのも、コロナウイルスの影響で書店がいつ閉業してもおかしくない状態だったからです。書店が閉まらないよう祈りつつ、売れ行きが心配でそわそわする毎日……。そんなある日、営業部からの電話で目が覚めます。なにか重大なミスをしてしまったか……と思いきや「重版決まりました!」。今までロクな電話で起こされることがなかったのですが、人生で一番幸せなモーニングコールでした。

ある日のスケジュール

9:30
ベッドの中で、YouTube視聴。動画が面白いのが悪いんだと言い訳しながら、つい見てしまう……
10:30
起床
13:30
出社
14:00
印刷所から頂いたデータをチェック、原稿の校了作業を行います
15:00
作家さんとの新連載の企画でカフェに。いいアイディアが出ない時には、直接会って話すうちに名案が浮かんだりもします
17:00
帰社して遠方に在住の作家さんと電話で打ち合わせ
18:00
漫画賞に応募頂いた作品をチェック。将来の大ヒット作家さんが見つかるかも⁉
20:00
新刊コミックのデザイナーさんを選定
23:00
他の編集部の友人と飲みに行って情報交換
26:00
帰宅
27:00
就寝

Off-Time

 新潮社内にある軽食の自販機。1番のカップ麺を落とせば、13番の手前にひっかかっているお菓子も一緒に落ちるのではと思って課金してしまいましたが、やっぱりカップ麺しか買えませんでした……。

就職活動中の皆さんへ

 漫画業界において、新潮社はかなりの後発です。また編集部員の数もまだまだ足りません。そんな環境だからこそ、新連載の企画や新規事業の提案など、若手が活躍する場が多くあります。まず新連載に関してですが、バンチコミックスの年間刊行点数は少ないので、新人でもすぐに新連載を手がけられます。また新規事業に関しても、実際にくらげバンチで新設した「スポーツ漫画賞」や、新潮社初の「なろう系」作品も、新人編集者が企画しました。新潮社は後発だからこそ、やれることが沢山あります。やる気のある方のご応募をお待ちしております。


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