人を知る
PEOPLE SHINCHOSHA
Profile
2023年入社。
営業部書籍販売に配属
入社後一番の思い出
配属されて2ヶ月目、書店名入りの色紙を作家さんに書いていただく機会がありました。編集者とのスケジュール調整から、色紙やペンの用意に始まり、書いていただいた色紙を一枚ずつチラシと一緒に封筒に入れて各書店へ郵送と働きづめで、すべてが終わったときにはヘトヘトでした。
後日、書店さんに伺ったとき、私が郵送した色紙が飾られているのを見つけました。遠くから眺めていると、色紙を見た1人のお客さんが、本を手に取りカゴに入れました。
「自分の仕事が、誰かに本を届けている」——。レジへ向かうお客さんを見送りながら、胸が熱くなったことを覚えています。それからは、書店さんに展開されている本や拡材を見るたび、その裏側にいる人のことを考えるようになりました。些細なことですが、私にとって本の重さが変わった瞬間でした。
ある日のスケジュール
- 8:15
- 起床
- 9:30
- 出社
- 9:40
- メールチェック
- 10:30
- 新刊説明会。発売される新刊を毎月、編集部が説明してくれます。
- 12:00
- 食堂へ。本館で食べるのか別館で食べるのか? 毎日迷います
- 13:00
- 書店さんへ
- 14:00
- 担当本の社内打合せ
- 16:00
- POP打合せ 書店で飾るPOPをプロモーション部の方々と打合せ
- 18:00
- 退社
- 19:00
- この日は友人とライブ会場へ
- 21:30
- 帰宅
- 22:00
- 読書&ネットサーフィン
- 24:00
- 就寝
Off-Time
フィンランド発祥のスポーツ、モルックにはまっています。私のような運動音痴でも楽しめるのが大きな魅力。最近、新潮社でモルック同好会を設立しました。社内に経験者はいませんでしたが、先輩や同期に話してみたところ、「何それ!気になる!!」と瞬く間にメンバーが集まりました。会社のお昼休みも近くの公園でモルックしています。
就職活動中の皆さんへ
私は自己アピールがかなり苦手でした。同じように苦手な人はたくさんいるのではないのでしょうか。一つ、私のコツを教えたいと思います。それは、「自己分析に時間をかけること」です。
「何でこの作品が好きなんだろう」「何でこのサークルに入ったんだっけ?」
身近なところからはじめて、ゆっくり、ゆっくり、煮込むように問いかけ続けてみてください。
煮詰めて煮詰めて、そうして残った濃い言葉たちが、あなただけの自己PRになります。(私の場合はぬいぐるみ好き、一人旅⦅人の日常を覗くのが好き⦆etc…でした。)新潮社は「これ面白そう」「あれやってみたい」と声を上げれば絶対に誰かが共鳴してくれて、しかもしっかり話を聞いてくれる、そんな場所です。面接官もきっと、あなたの人生をまるごと、味わいながら話を聞いてくれるはず。応援しています!