M・Kさん
2011年入社。
週刊新潮編集部を経て、2021年よりデイリー新潮編集部。
M・Kさん
2011年入社。
週刊新潮編集部を経て、2021年よりデイリー新潮編集部。
学生時代はミニコミ誌(いま風にいうとZINEでしょうか)サークルで活動をしていました。将来は自分で取材して書く仕事がしたい、できれば新聞社よりは自由な記事を……と、雑誌の仕事を志望していました。政治家から芸能人、企業のトップなど「新潮社の取材です」だからこそ会ってくれる人がいるのは、この会社の強みだと思います(その後の関係を築けるかは自分次第ですが)。
デイリー新潮編集部では、月に約300本のウェブオリジナル記事を制作しています。出版社のウェブメディアには、ビジネス系などジャンルに特化した媒体もありますが、デイリー新潮が扱うテーマは芸能・社会・経済・スポーツなど多岐にわたります。また部員それぞれに得意なテーマはあっても「〇〇担当」というものがありません。いろいろなジャンルの記事を作ることができるので毎日が刺激的です。
皆が関心をもつ「大きな」ニュースは注目されます。けれどもニュースだけでたくさんの記事を作ることは難しい。「小さい」テーマであっても、切り口次第できちんと反響を得られることが、この仕事の面白さのひとつだと思っています。
最近は「ラブブ」の記事を作りました(ラブブ、時事問題の試験には必ず出るんじゃないでしょうか)。世界を席巻中の人気キャラクターですが、とはいえ、万人が関心のあるテーマではありません。記事にするならば、ラブブに特別な興味がない、そもそも何なのかもよくわからない読者にも“刺さる”ものにしなくてはなりません。ブームをただ取り上げても、面白い記事にはならなさそうです。そうして作ったのが、「 おじさんが『ラブブ』をカバンにつけて起きたこと 電車で盗撮、“ラブブ狩り”に怯え…日本も浮かれていられない」(2025年8月29日配信)です。どうでしょうか、読んでみたいと思ってもらえたでしょうか。
時には「レフ板」を持って撮影のお手伝い。
2013年、米駐日大使に就任したC・ケネディ氏の「しわ」が、お茶の間の話題になったことがありました。当時所属していた週刊新潮編集部では「彼女と同じく飾らない美をお持ちである樹木希林さんのご見解を聞こう」という謎企画が立ち上がり、ご本人を取材することになりました。ところが伺ったのは、全身がんであることを公表されたその日。「しわ」のことなんて聞きにくい……と尻込みしつつ切り出すと、樹木さんは「もう何年も化粧はしていないの」と笑って取材を受けてくださいました。そして最後には頰を触らせてもくれました。もちもちでした。大女優のほっぺに触れる仕事は、そう無いと思います。
甕でメダカを飼っているのですが、餌を与えるたびに弱っていきます。そこで何も与えないようにすると、元気に泳ぐようになりました。下手に手を入れないほうが良いこともある……編集の仕事も同じかもしれませんね。
結局全滅しました
記事を作るときは、内容の面白さと同時に、読みやすさにも苦心します。この本では、文学作品から新聞記事、政治家の「所感」まであらゆる文章を俎上に載せ、良い文章とは何かをストイックに追究していきます。
『自家製 文章読本』(井上ひさし)
疲れていては面白い企画も思いつきません。体育会系である必要はありませんが「タフ」であることは仕事をするうえで重要だと、年々強く思うようになっています。高校時代は部活をやっていた、趣味はランニングです、ハードなアルバイトに耐えてきましたetc. あなたに少しでも「タフ」エピソードがあるのならば、エントリーシートや面接でアピールすると、ライバルとの差別化にもつながると思います。